看取り

昨日の夜間に、在宅患者さんが亡くなりました。

呼吸がおかしいということで連絡を受け向かいましたが、診察をしてご容態を家族に説明しているときに呼吸が弱くなり、そのまま息を引き取られました。

大変印象深い方でした。そしていつも介護者である奥様と一緒の方でした。一度奥様が自宅にて骨折され、救急搬送したのですが肝心の患者さんを介護する人がいないため、その病院に頭を下げて一緒に入院してもらったこともありました。

そして色々なことがあり約1年後奥様のリハビリも終わり、自宅に帰る時に一緒に戻られたため、また往診を再開しました。

非常に頑固な方でなかなか奥様や看護師の言うことを聞かず、肺炎で入退院を繰り返しましたが、たまに呼ばれて治療したり退院されてお会いしたときに眼に涙を浮かべて握手を求めてくる、人間味溢れる方でもありました。

個人的にも色々なことを勉強させて頂いた患者さんで、御家族の皆さんと自宅で最期を見届けることができて、心の底からよかったと思っています。

心より御冥福を御祈り申し上げます。

漢方薬

最近漢方薬の勉強をしています。

一般的に漢方薬は、ある意味患者さん以上に医師にとって取っ付きにくいものです。

その理由は大学でも習わないし、実臨床でも圧倒的に西洋薬に比べて使わないからです。

漢方薬の考え方は全く西洋薬とは違い、突き詰めるには奥が深すぎます。しかし、普段使用している薬の穴埋めや効果を強めるという意味で、意外と使えるものだとわかってきました。

実際に一般臨床医でも普段から使用する漢方薬は多くて5つくらいではないでしょうか。

副作用も患者さんが考えている以上に多く、注意は必要ですが、うまく使用すれば治療の幅が広がりそうです。

余談ですが、漢字の勉強にもなりますね。

緊急入院

今日は診察終了後にしんどくて自宅から動けなくなったとのことで往診依頼がありました。

病名は伏せますが元々難治性の進行性神経疾患の患者さんです。食事もほとんどとれなくなってきており、息もしんどそうで、どこかで入院を考えておりました。

結局血圧や酸素濃度などは落ち着いていたのですが、独居で身の回りのことができなくなっており、済生会野江病院で入院を受け入れて下さいました。

神経内科の河野先生にいつも診て頂いておりましたが、丁寧な御対応に感謝の気持ちで一杯です。

なんとかよくなって、再び北田医院に来てもらいたいですね。

介護

今日末期癌旦那さんの介護をしている方が、介護疲れが重なりめまいを起こして倒れるという残念なことがありました。

医療度、介護度ともに非常に高い患者さんで、数十分毎に呼ばれていたようです。

患者さんを助けるのは当然ですが、介護の主役は同居されている方であることが多く、もう少ししっかりと診てあげれていればよかったと反省しています。

5月なのに

今日はこの季節にも関わらず、やたらと風邪の患者さんが多かったです。週末から少し肌寒い日が続いたからでしょう。

先週も前日との温度差が5度以上という日があったと思います。気温差が激しいと、風邪や喘息、関節の痛みを訴える患者さんが増えることはよく知られています。

春になり過ごしやすくなるはずが、そうもいかないですね。五月病という言葉がありますが、これは春の陽気がもたらすもの。

すっきりしない天気も困ったものです。